CFS(保税蔵置場)オペレーション

シーエフエス (Container Freight Station)

船会社が貨物をコンテナに詰め、或いはコンテナから取り出す作業を行う場所のこと。 弊社は船会社から委託を受け、輸出の場合は、輸出者から貨物を引き受け、それぞれの仕向け地別に貨物をコンテナに積付し、輸出通関後、船会社からの指示に基づいて船積手配を行います。 また輸入の場合は、貨物をコンテナから取り出し、輸入通関また保税運送承認などを受けた後、輸入者に引き渡す作業を行ないます。CFSに搬入される貨物・CFSで荷渡しされる貨物をCFS貨物と呼びますが、通常はコンテナを満たす物量が無いので、LCL(Less than Container Load)貨物と呼ばれたり、また LCL故 他の貨物と同一コンテナ内に相積みされる事から混載貨物と呼ばれます。また、CFSでの混載作業をコンソリデーション(Consolidation)と表現する事から、混載貨物=コンソリデーション カーゴとも呼ばれます。

CFSオペレーションの概要

【主要CFS】

船会社またはNVOCC(Non-Vessel Operating Common Carrier)より委託契約により、東京港及び横浜港でCFSオペレーションを行っております。

【大井営業所】(東京CFS)

倉庫名協同組合 東京海貨センター
倉庫住所東京都大田区東海4-3-1 (大井ふ頭内)
規模 倉庫棟/鉄筋コンクリート造3階建
 1階 4,500m2
 2階 4,500m2
 3階 4,500m2
 延床面積 13,500m2
事務棟/鉄筋コンクリート造4階建
設備プラットホーム21本中21本使用
セキュリティー等24時間監視カメラ設置(9台)、警備会社による赤外線施錠システム設置(倉庫内、事務所)
▲大井営業所 保税蔵置場 コンテナ側
▲大井営業所 保税蔵置場 トラック側

【横浜営業所】(横浜CFS)

倉庫名横浜港運事業協同組合
倉庫住所神奈川県横浜市中区本牧埠頭1番地 (本牧ふ頭内)
規模 倉庫棟/鉄筋コンクリート造3階建
 1階 5,878m2
 2階 5,585m2
 3階 2,591m2
 延床面積 14,050m2
事務棟/鉄筋コンクリート造6階建
設備プラットホーム13本中9本使用
セキュリティー等24時間監視カメラ設置(40台),警備会社による赤外線施錠システム設置(倉庫内、事務所)
▲横浜営業所 保税蔵置場 コンテナ側
▲横浜営業所 保税蔵置場 トラック側

輸出混載貨物オペレーション

永年の経験を生かし、様々な荷姿・形状の混載貨物(コンソリデーション カーゴ)を安全・確実に取扱っております。輸出混載の場合、以下の作業プロセスを効率的・円滑に行う必要があります。

  • 搬入手続
  • 入庫作業
  • 輸出搬入確認業務(輸出通関手続)
  • コンテナへの積付 プラン作成
  • コンテナへの積付(=VAN詰め or VANNING)
  • ドレージ(=コンテナ運送業者、Drayge)業者へのオーダー
  • DOCK RECEIPT 及び CLP (Container Load Plan) の作成 及び 船会社への提出
  • 船積み手続

混載貨物の取扱に際し、最も重要となるのが、貨物の荷姿・形状を目で確かめて行うコンテナ 積付 プランの作成です。この点において、弊社のコンテナ積付プラン作成には、弊社の豊富な経験が生かされております。また、混載貨物のフォークリフトにての取扱作業、貨物の検数・検量、保税蔵置場での貨物の取扱いには、それぞれ豊富な経験と知識を持った、各スペシャリストを配置しております。昨今の社会情勢の急激な変化のスピードに対応し且つ お客様のニーズにお応えする、提案型のCFSオペレーターとしてお客様に高い評価を頂いております。

コンテナ積付作業状況

輸入混載貨物オペレーション

東京港・横浜港にコンテナが到着後、お客様や最終ユーザー様が心待ちにした貨物を一日でも速くお届けできるよう、下記の業務において、最善のサービス提供を心がけております。

  • コンテナ保税運送(=OLT)の申請
  • CFSへのコンテナ輸送
  • コンテナからの荷卸( DEVAN or DEVANNING )
  • NACCSへの搬入登録
  • D/O 交換 ~ 各お客様へ貨物のお引渡しまで

AEO通関業者でもある弊社が最も大切にしている事は、混載貨物の中から「お客様のB/L」 と 「実際の貨物」 とを正しく照合・適合させると共に、保税貨物(外貨貨物)として適正な取扱をし、速やかな輸入通関業務を行ない、お客様にスピーディな貨物の引渡しを行う事であります。

コンテナ積付作業状況